2017年4月18日 
 

浦ノ内湾における櫓かい船の歴史

船外機(エンジン)が付く以前の昔ながらの和船は櫓(ろ)と呼ばれる船の後方へ突き出した長いオールで船を漕ぎ進めていました。
 
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一般的に手漕ぎボートと言えば湖などで船の左右から一本ずつオールを出すイメージなので、初めてのお客さんは櫓かい船を見ると  「 漕ぐヤツがナイヨ? 」  となってしまいます(^-^;

 
ずーっと昔は櫓ともう一つ、水棹(みざお)と呼ばれる物干し竿に使われるような竹の竿で船の上から海底を付いて移動をしていたようです。

その頃は浦ノ内湾全体の水深は1m~2mの浅瀬がほとんどで、何十年もかけて砂船が砂を掘り、大型船が通れるような航路もでき、深いところでは水深20mを超えるようになりました。

そうなってからは今まで水棹で突き進んでいた場所が水棹では届かなくなりました。
 

少し脱線しましたが、浅い所は水棹で、深いところは櫓を漕いで、という感じで道具を使い分けて浦ノ内湾の櫓かい船は移動することができます。

 
今ではエンジンが付いた船が主流となり櫓かい船の数も激減しましたが、まだ少しだけ置いてあります。

船舶免許がない方でも気軽に船釣りを楽しんでもらえるように(^-^)


 
櫓かい船というのは慣れれば力強く漕いで進むことができますが、初めての場合、慣れるのにちょっと時間がかかる人もいます。
 
狭い港での練習は危険なため、広い場所まで案内してからそこで簡単に櫓の使い方をレクチャーを行い、その後は自由に櫓を漕いで移動しながら釣りを楽しんでもらうようにしています。
 
どうしても櫓を使うのが難しい、移動しなくても良いよ、という方はイカリを打ってその場で釣りを続けてもらっても大丈夫です。
 


壊れた櫓(ろ)を使って櫂(かい)を作る

前置きがだいぶ長くなりましたが、今日は折れて使えなくなってしまった櫓(ろ)を削って櫂(かい)を作りました。

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完成品の第一印象は「巌流島で宮本武蔵が佐々木小次郎との決闘に使ったヤツや!」でした。



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試しに使ってみたところ(船を漕ぐためにという意味で)、櫓に慣れていると進むスピードは多少遅く感じますが、風や潮が進行方向と逆向きでなければ十分に移動に使えます。
 
使った方はぜひ使い心地の感想も聞かせてください。

とりあえず長めに作っているので、もっと短い方が良いよ~とか、もっと細い方が良い、とか。

(※決闘には使わないでください)
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一度は櫓としての役目を終えたモノですが、櫂へと生まれ変わり櫓かい船へ一緒に積んでおきますので、また船釣りのお供として連れて行ってあげてください。


よろしくお願いします(*^-^*)




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