2015年12月6日 ニセゴイシウツボは食べれる?
風なし、波なし、当たり少なし、目玉アリ。
天気は良好で絶好の釣り日和でしたが、潮が全く動かず各組苦戦したようです。
アタリが少ない中でも目玉となる大物や高級魚を釣り上げている組が多く、渋いながらも結果オーライの釣果となりました。
〈沖の釣果〉
YさんSさんコンビと船頭スタッフN、お食い初めの真鯛狙いで出船しましたが、なんと最初に掛かってきたのは61cm/2.8kgの大真鯛!
同サイズのタイの仲間でコロダイの引きは特に強烈。
このコロダイはさぞかし引いたことでしょう。
このコロダイはさぞかし引いたことでしょう。
Y崎さん1人、今シーズン初の沖への釣行。
Kさん2人組と船頭スタッフK、チダイとマダイ合わせて27匹、ほとんどがチダイでした。
他にはヒョウゴ3匹、カイワリ2匹、ウスバハギ、ホウボウ2匹、イトヨリ、オオモンハタなど。
地元の船、昨日のブログで去年の赤ヤガラの釣果をピックアップしましたが、噂をすれば何とやら、今日さっそくヤガラを釣ってきていました。
去年の驚愕ビッグサイズには及びませんでしたが、1m超えの良型のアカヤガラで腹を割くとキトキトの脂がびっしりと入っており、美味しいこと間違いなしです。
〈湾内釣果〉
これはおみごと!
スタッフT、昼から沖に出ていたのですがほとんどアタリが無く、エソと小ぶりのタイを釣っただけで湾内へUターン。
YさんSさんコンビとスタッフNが釣りをしていると海面をウネウネと漂う物体が、、、
玉網ですくってみるとウツボ!
しかも普通のウツボに比べて模様がちょっと違うような気がするし色は白っぽい。
ニセゴイシウツボ
あれ?
斑点があるのは同じなのですが、斑点の大きさが全然違う…
プロフィールには
暖かい海のサンゴや岩のすき間に広く生息しており、2mに成長する大型のウツボです。
白地に黒い斑点模様が特ちょうで、遠くから見ると眼の位置が分かりづらくなります。
この模様で、敵から眼をねらわれにくくしているようです。
若い時は体中にある斑点の多くは 眼径より大きいのですが、成長する とともに、そのほとんどが真円状の 小さな斑点に変化します。
以前は別種だと言われたことも あったようです。
なるほど!
成長するに従って斑点がなくなるんですね。
よーく見ると、ひとつの大きな斑点が薄くなり、いくつかの小さな斑点に移り変わろうとしている箇所がいくつも見受けられます。
正体が判明しました。
コイツはニセゴイシウツボです!
ウツボのから揚げかタタキにして食べてみようと思っていたのですが、どうやらこのニセゴイシウツボ、毒を持っている可能性があるらしいのです。
「ウツボ 毒」で検索するとWikipidiaのドクウツボの中にこう記載されていました。
「ウツボ 毒」で検索するとWikipidiaのドクウツボの中にこう記載されていました。
ドクウツボの毒は、毒蛇のように噛み付くことで毒牙から注入される毒液ではない。毒素に汚染されたドクウツボを人間が食用にすることで発生する食中毒である。
ウツボ類はドクウツボ以外にもニセゴイシウツボなど、環境により毒化する種がいる。日本の沖縄県の一部や、高知県の須崎市周辺、特に水揚げが多いのが須崎魚市場で西日本一である。
台湾の一部、その他のインド太平洋の島で食用にされている。ドクウツボが毒化する条件は環境によるもので、必ずしも全てのドクウツボが食中毒を引き起こすわけではない。ドクウツボは食物連鎖の頂点にいるため、生物濃縮で体内に高濃度の毒素を保有する個体が存在する。
実験により筋肉と内臓にシガテラ毒の存在が認められている。本種の毒性は筋肉よりも内臓の方が強いとされる。
厚生労働省のウェブサイトでドクウツボの毒性は猛毒に指定されており、シガテラ毒を保有する魚類の中でも特に多量のシガテラ毒を保有すると説明している。毒性が強いため、集団で食中毒を起こす危険性が指摘されている。
むぅ、自己責任ということか。
毒があるかないかチェックする方法があれば良いのですが…。